【漏気修理】ガス漏れ用パワーシーラントG

概要

ガス漏れ補修用パワーシーラントGは、ガス漏れの簡便な封止処理を可能にした、西日本電設独自開発のシーリング材です。
従来のシーリング材に比べ、耐熱性・接着性に優れているのが特徴です。(特許第6110967号、2017年3月17日登録)

通常、ガス絶縁電力機器は、電気絶縁性に優れた六フッ化硫黄(SF6)ガスが圧縮封入された状態で使用されていますが、パッキンの劣化やボルト・ナット部の不具合などからSF6ガスが漏洩し、絶縁性能低下が起こる場合があります。

このSF6ガスは、炭酸ガスの20,000倍以上もの地球温暖化係数を示し、排出規制の対象となっているため、ガス漏れが生じた際は早急に漏気止めを行う必要があります。

漏気止めの際は、絶縁油封入電力機器の漏油補修と同様にシーリング材による簡便な封止処理が望まれますが、ガス絶縁電力機器の場合、容器内のSF6ガス圧力は0.5MPa程度に保持されており、絶縁油封入電力機器の油圧(0.05MPa程度)に比べはるかに大きくかつ油に比べ粘度が低いため、シーリング材がガス圧により剥離し封止ができないのが現状でした。

こういった背景から、弊社ではガス漏れ補修用シーリング材の開発を行った結果、ガス漏れ補修用に特化したパワーシーラントGの開発に成功いたしました。

性状

主剤 硬化剤
外観 銀色ペースト状 黄褐色ペースト状
比重 1.29 1.15
配合比 100 30

硬化性

測定温度 測定値
可使時間 20°C 3~4分
固着時間 30分

接着性

ガス絶縁電力機器は稼働時に温度上昇します。従来のシーリング材では温度上昇時に接着性が低下するため、ガス圧に耐えきれずシーリング材の剥離によるガス漏れが生じていました。

今回開発しましたパワーシーラントGは弊社の漏油補修用シーリング材の耐熱性グレードであるパワーシーラントSに比べても高温時での引張せん断接着強さが大きく向上しており、ガス漏れ封止に適していることが分かります。

引張せん断接着強さの温度依存性(JIS K6850、鋼板/鋼板)

施工写真

▼施工前

▼パワーシーラントGを塗布

▼ガス漏れチェック中